風気庵のワークショップについて

人類よりはるかに長い歴史をもつミツバチ。ミツバチやその周囲をゆっくり観察し、その生態に触れながら「生き物と環境」についてみんなで考えましょう。知的好奇心の対象が広がればと思います。

風気庵の体験型ワークショップの写真

言葉より先に見て感じる

「ミツバチは刺さないんですか?」とよく聞かれます。私が皆さんを案内する条件下ではふつうは刺しません。人間には興味を示さないのです。でも気象や蜜源の状態によっては刺すこともあります。ミツバチでいっぱいの巣脾を持ってもらうこともあります。 「これが女王、これは働きバチ、これが幼虫、これが花粉、このハチの何しているの?・・・」夢中でミツバチを観察していると、たくさんのミツバチに囲まれていることもあります。皆さんすっかり忘れてミツバチに夢中です。

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疑問を感じる力

蜜の溜まった巣牌を遠心分離機のドラムに差し込み、参加者は手でハンドルをゆっくりと回します。遠心力で飛んだハチミツが底にたまり、やがてとろりと流れ出てきます。ハチミツは黄金色でとてもきれいです。おいしそう。 <これだけのハチミツを集めるのにどのくらいの花とミツバチが関わっているのだろう?・・・なぜ花はミツを吹き、ミツバチはミツを集めてくるのだろう?・・・ずーと雨だったら?・・・ずーと晴れだったら?・・・ハチミツってなんだろう?・・・> 蜜をしぼりながら、いろいろな疑問が湧いてきます。

センス・オブ・ワンダーに気づく

都市は人工物に囲まれ、住空間はコントロールされ快適な生活が送れます。直接生き物と触れ合う機会は少なくなっています。ミツバチの巣箱を置いている環境は、土や草、樹木、花、ミツバチ、昆虫、鳥、時には鹿も、水のせせらぎ、岩、空、風、空気、太陽、生き物がいっぱいです。脳ではなく、体と五感を働かせ、感じましょう。体も感覚も喜びます。好奇心や探究心のきっかけとなればと思います。

風気庵の体験型ワークショップの写真
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私がビーキーパー(Beekeeper)としてミツバチとどのように付き合っているか ポイントをお伝えしましょう。

Beekeeperの仕事