ハチミツは不思議な食べ物です。
ミツバチと植物がそれぞれの命を
次の世代に受け渡すことの結果として
生まれた食べ物です。
このような食べ物を私は他に知りません。
混ぜ物なし・非加熱の純粋ハチミツWildhoney
風気庵のWildhoneyは名前の通り「野生そのもの」。一切の混ぜ物、一切の加工処理をしていません。ミツバチが時間をかけて羽で水分を飛ばして充分糖度の高くなったものを、そのまま瓶に詰めています。WildhoneyはRaw Honeyです。
Wildhoneyは効き目が速く、栄養豊富
ハチミツの主成分はブドウ糖と果糖です。これはミツバチが花の蜜を吸い、巣箱で待ち受けているハチに口移しで渡す時に、唾液の中の酵素の働きでショ糖である花の蜜がブドウ糖と果糖に分解されるのです。更に夜の間に糖度を高めるために一旦貯めた蜜を口で引き出しながら風を送り水分を飛ばしますが、その都度分解が進みます。ブドウ糖と果糖はこれ以上分解されることのない単糖類で、体に入ると直ぐ吸収され、脳の働きを助け、長く効率よく働くエネルギーに変わります。ほかにハチミツにはビタミン、ミネラル、アミノ酸、有機酸、酵素、ポリフェノールなどの栄養成分が豊富に含まれています。
野生のハチミツの多彩な味と香り、そして風味
非加熱の純粋ハチミツであるWildhoneyはそれぞれの花に由来する独自のテイストがあります。
まずは匂いを嗅いでみてください。「ん・・・そんなに・・・。」
それでは口にいれてみてください。
「あっ、なるほど。・・・・口から鼻に香りがひろがりますね。・・・」
次のハチミツを試してください。
「あっ、まったくちがう、味と香り・・・・」
「これも違う。・・・・これも違う。・・・・これも・・・・」
味も違えば香りも違う。ハチミツは鼻で感じる香りもありますが、殆どが口の中で感じる香り。鼻に抜ける香りの広がり。それを風味といいます。
蜜源となる花が違えば、味、香り、風味、全て違うのです。蜜源植物が同じでも場所が違えば微妙に違ってきます。昨年と今年でも違います。デリケートでおもしろいのです。
Wildhoneyは結晶します
冬になるとハチミツが固まることがあります。これを結晶化するといいます。ハチミツの中にある花粉の粒子を核にブドウ糖の成分から結晶化を始めるのです。やがて全体が結晶することが多いです。結晶すると食感も違ってきます。ところで保存環境にもよりますが、次の春の終わりから夏にかけ結晶が溶け始めます。溶ける途中で水分が分離し、糖度が部分的にかなり薄くなることが希にあります。そんな時は活動を封じられていた酵母菌が蘇り、発酵を始め、瓶の蓋から液が漏れ始めまることもあります。品質はまったく問題なく、この味を好む方も多いです。
一切の混ぜ物なし、純粋非加熱、Wildhoney。
栄養成分が生きています。
能勢の気候風土が育んだWildhoney。
いちどお試しください。